飲食店における経営理念の重要性とは

飲食店における経営理念の重要性

飲食店における経営理念の重要性

経営理念を掲げ、それを浸透させることの重要性はよく耳にしますが、これは飲食店経営に当てはまります。
そう言うと「経営理念を作っても売上は上がらない」と反論されることがありますが、経営理念というのは目先の売上を増やす以上に、飲食店が安定的、持続的に成長していくために必要なのです。
飲食店の場合、スモールスタートが多いため、規模が小さいうちは、経営者とスタッフが直接話をする機会にめぐまれています。このような状況では、経営者の考えていることがスタッフに浸透しやすく、経営理念などと大層なものがなくても、案外うまくいったりします。でも、スタッフが増えたり、多店舗化を図り始めると経営者とのスタッフの接点が次第に減り始め、「スタッフの意識、考え方を同じ方向に向かせること」が難しくなります。その時に経営理念が需要になります。

経営理念とは

経営理念という言葉は少しイメージしにくいですが、企業の活動のもとになる基本的な考え方であり、企業内部に向けては行動指針になるものです。経営理念を社員の一人ひとりが意識して仕事することで、社内の意思統一が強化されます。
また、経営理念を社外に公開することによって、社会に対して自分達のイメージをアピールすることができ、自分達を理解し、共感してくれるファンを作ることに繋がります。
似たような概念として、「信条」とか「約束」を意味する「クレド」というラテン語をよく目にしますが、経営理念とほぼ同じ意味で使われます。

経営理念の作り方

経営理念を作る際に意識する大切な要素として、①自分達の使命、②自分達の信念・価値感、③自分達の行動指針・行動規範、④自分達が目指している方向性があります。
このように書いてしまうと堅苦しくて、難しいと思われてしまうかもしれませんが、「どうして飲食店を始めようと思ったのか?」、「どういうお店にしたいと思ったのか?」、「自分達はどうありたいと思っているか?」など、店舗を始める時に考えたことを言語化していくことが大切です。
それでもなかなか出てこない人は、「経営理念」や「クレド」というキーワードで、インターネットで調べてみることをお勧めします。中小企業から大企業まで、色々な企業の素晴らしい経営理念を見ることができます。その中で自分の心が揺れ動かされたり、共感できるものがあれば、それをヒントにして経営理念を考えてみて下さい。(借り物の経営理念では迫力がこもりませんので、くれぐれも流用しておしまいにしないように注意して下さいね。)

重要なのは作ってからが大切

経営理念は作ってからが大事

経営理念に関して本当に大切なのは、作ってからそれをどう浸透させるかです。よく目にする方法は、「社内に掲示する」、「朝礼等で唱和する」、「集合研修で教える」などですが、これだけではうまくいかないケースがほとんどです。経営理念というのは、言葉としては抽象的であり、当たり前の言葉になってしまうので、逆に腹落ちしにくいからです。
では、どうすればいいのか。一番良い方法は、経営理念を仕事で実践するリーダを育て、その仕事ぶりを見せることです。「黙って背中を見せる」では昨今、なかなか通用しないので、見せながら説明していくことが重要になります。
また、当たり前のことですが、仕事の内容や会社の制度を経営理念に合わせることも大切です。「従業員を大切にする」という趣旨の経営理念があったとして、サービス残業が横行するブラック企業だとしたら、経営理念はとても空疎なものになり、実現しよう考える従業員はいなくなるでしょう。

ないなら今からでも

起業当時にあるのが理想ですが、今、経営理念が具体化されていないなら、急いで作成しましょう。既に店舗運営が始まっているのであれば、従業員を含めて話し合ったり、仕事で実践していることをベースに活きた経営理念を作ることができるというメリットもあります。遅すぎるということはありませんので、魂のこもった経営理念を作られることをお勧めします。

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